"She was in love with him to distraction."
(彼女は気も狂わんばかりに彼に恋した。)
解説
'to' は「〜に達する、至る」の意からものごとの程度・範囲を表すようになります。前回の「驚いたことには」は「驚愕に達した」といっているのですから、感情の程度を表していると見ることもできます。上例は、恋情がつのって"distraction"(精神錯乱)の状態に達したの意です。"He drank gin to excess."(彼はジンを痛飲した)の 'to' も極度に達したです。「4時15分前」を"a quarter to four"いうことがあります。4時に達するまでに15分ある、の意です。