"I don't quite agree with you."
((大方は賛成だが)まったく賛成というわけにはいかない(一部賛成できないところがある)。)
解説
次の2文の意味の違いがお分かりでしょうか。 1) "I don't agree with you." 2) "I don't quite agree with you." どちらも「あなたには同意できない」と言う意味では同じです。しかし丁寧性は2)の方がずっと高いのです。1)は全部否定であるのに対して、2)は部分否定だからです。 "I don't agree with you." は "I agree with you." (あなたに同意する)を否定した全部否定ですから、同意できる要素はゼロと言うことになります。しかし "I don't quite agree with you." は "I quite agree with you." (まったく全面的に同意する)の否定ですから "not quite" は部分否定になります。つまり「(大方は賛成だが)まったく賛成というわけにはいかない(一部賛成できないところがある)」という言い方です。本当は全面的不同意であっても、そう言って表現をやわらげているのです。