"Can I see you tomorrow?"
(明日お目にかかれますか?)
解説
'can' は可能性をいうことから、命令や依頼などを和らかく言うのに使われます。本旨は、明日会ってもらいたいのだがという要請文なのですが、ぶしつけにならないように「会ってもらえる可能性がありますか」と聞いているのです。「会ってもらえますか」(Will you see me)と相手の意志を問う形でもかなり丁寧なのですが、アメリカの口語では'can' が好まれる傾向があります。アメリカ口語で 'will' よりも 'can' のほうがなぜ好まれるかといいますと、'will' だと私に会ってくれる意志なり気持ちがあるかないかの返事を求めるのですから、相手は断る場合かなり負担を感じます。その点 'can' は 'will' より負担が軽くなります。なぜなら 'can' は能力や可能性をいう語だからです。能力がないのも事情があって可能性がないのも仕方がないことであって、誠意の問題ではないから断りやすいのです。その配慮が好まれるのでしょう。