"There was a pounding in my chest."
(胸がどきどきした。)
解説
日本語では意思的・主体的な「〜する」よりも、「なる」の論理の方が好まれるのですが、その「する」でさえも実は成り行き的・自然発生的にそう「なる」の意味に使われる場合が多いのです。たとえば胸がどきどきするのは自然にそう「なる」のに実際には「胸がどきどきする」と言います。「びっくりする」「がっかりする」「地響きがする」「雨漏りがする」「事故が発生する」なども同じです。順次英訳してみますと、1) "There was a pounding in my chest."(胸がどきどきした)、 2) "I was surprised."(びっくりした) "I was disappointed."(がっかりした)、 3)"There was rumbling of the ground."(地響きがした)、 4)"The roof leaks badly."(雨漏りがする)、 5)"There occurred an accident." "An accident happened."(事故が発生した)です。英語はいずれも行為ではなく状態としてとらえています。