"It is supposed that the patient needs hospital treatment."
(入院加療が必要と思われます。)
解説
受動態は行為者個人に焦点を集めることなく事態を述べることができますので、表現はそれだけ曖昧化します。医者の診断書がよく「(〜の入院加療が必要)と思われる」と書かれますのは,誤診に備えて断定を避けているからです。「と思う」(I think〜;I suppose〜)ではその医者個人に判断の責任がありますが、「と思われる」(It is supposed〜)とすれば判断主体がややぼけます。その曖昧性が表現に穏やかさや丁寧な感じを与えるのです。例文はあるいは "It seems that hospital treatment is necessary." でしょう。「苦心のほどが察せられる」は "It is supposed that great efforts were made on it."、 「彼の心中が察せられます」は"His feelings are shared." でよいでしょう。「成り行きが注目されます」は "Attention is paid to the result." または、"The course of events is being watched." となります。