「ネーミングの妙」

- 経済まめ知識 -

登録番号:SL18-X03-051

Monthly Column (2018年9月25日号)

突然ですが問題です。『俺の出番』『なまいき』『おんな泣かせ』『色おと こ』『くどき上手』『最低野郎』…これらは全てある商品に付けられた名前 なのですが、一体どんな商品に付けられた名前かお分かりになりますか。 ヒント、『有楽町で飲みましょう』なんていう商品もあります…。

正解は日本酒。これらは全て日本酒に付けられた名前なのです。面白いです ね。日本酒好きでない方でも興味を引くネーミングではないでしょうか。

新しい商品を世に広めるには、我が子の名前を一生懸命考えるように、最後の 仕上げとしてその商品名を何にするかを吟味する必要があります。これは日本 酒に限らず全ての製品に言えることかもしれません。その商品への取っ掛かり として、もし面白い名前やかっこいい名前、または可愛い名前などが人々の間 で話題になれば、大きな宣伝効果が期待できます。

今や大人気の日本酒『獺祭(だっさい)』は最初は「ださい」と笑われていた 時期もあったそうですが、それも今となっては数ある日本酒のなかで名前を覚 えてもらうという効果があったのかもしれません。

さて、今、日本酒の業界では親の世代からバトンを受け継いだ若い世代の方々 が色々と頑張っていらっしゃるようです。女性の杜氏が増えたという声も聞か れ、そういうこともあってか、近年は女性をターゲットにした日本酒も多く出 回っているように見受けられます。2年後に東京オリンピックが開催されるに あたって、今は外国人向けの日本酒造りに力を注いでいる酒蔵もあるのだと か。そうした取り組みが、日本文化を広める一助となるとさらにいいですね。