「おいしい漢方薬」

- ヘルシー通信 -

登録番号:SL24-X03-050

Monthly Column (2024年11月25日号)

おいしい漢方薬とはズバリ「カレー」です。カレーは漢方薬がふんだんに入っている究極の健康食のひとつです。

カレーに欠かせない香り高く色鮮やかな黄色が特徴のターメリック(日本名はウコン)は高い抗酸化作用、血行促進、殺菌や防腐作用に優れています。個性的な強い香りとピリッとした辛みが特徴のクミンは食欲不振、肝機能低下、胃弱、下痢、腹痛などに効くとされ、さわやかな甘い香りのシナモンは風邪や不眠、ストレス、冷え性などに効き、刺激的な甘い香りのナツメグは不眠、ストレスに効くとともに下痢、低血圧対策にも重宝されています。ほかにも薬効豊かな数々の漢方薬が配合されているのがカレーです。

カレーは明治時代に日本海軍で導入された後日本の家庭に広まったと伝わります。日本海軍がカレーに目を付けた理由がよく分かりますね。カレーはスパイスの力で交感神経や脳を活性化させ、体温を上げるなど、体を活動開始の準備状態に導くのにも役立つことから「朝カレー」も勧められています。