「緊急vs.重要」

- 生活&社会 -

登録番号:SL22-X03-048

Monthly Column (2023年1月25日号)

「トラブルや急な要望への対応など緊急性が高い仕事」と「戦略立案や商品企画など重要な仕事」この二つの間で神経を擦りつぶされるなどしていませんか。今回は、前者を少しでも短時間にこなすヒントをご紹介します。

それは、緊急対応において「結論から話す」ということです。結論を伝える前に、まずそこに至った経緯や理由を説明することがあります。これは相手に理由などをよく理解してもらえそうですが、相手の立場からすると、細かい説明を聞いてからでないと一番知りたい結論を聞くことができません。場合によっては相手をイライラさせ、返って理解を得にくいともあります。反対に結論を先に伝え、つぎにその理由や細かい条件などを提示すると、相手は最も知りたいことを先に聞くことができ、さらに、続きの話にも注意を払いやすくなることがあります。

結論を先に話すことが常に最善というわけではありませんので、上手に使い分ける必要はありますが、緊急案件をより迅速にこなして相手の方の満足と時間のゆとりを手に入れましょう。